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[ 2020/07/07 09:38 | ]
第4回公演「RIVER」

 川のほとり。銃の密売で警察に追われるタツオと、その恋人のかおり。かおりは薬物中毒の後遺症か、夢うつつの世界に生きている。それでも二人は幸せだったし、お互いになくてはならない存在だった。しかし捜査の手は着々とタツオを追い詰めており、覚悟を決めたタツオは、かおりが自分のことを忘れてくれればと、スケコマシで通る舎弟のサトルを呼び出す……
 別れの予感の中で、それでも相手を想い続け、「一緒にお月さん行こう」と呼び交わす二人。それを見守る高校時代の担任・村上。女をたぶらかしては風俗へ送り込む毎日に、すさみかけているサトル。サトルに騙されそうになる女子高生・智美。智美にひそかな想いを寄せる担任の渡辺。「人を想うこと」「想いを受けとめること」の大切さや難しさを、それぞれに抱え、影響しあう人々の、すこし切ない物語です。

 「オリオンの夜」で音響をお願いした縁で、才木典泰に脚本・演出を一任しました。今のところ、オリジナルとしてはヒポポで唯一、男性作家の作品となっています。
 芝居の導入は、前説に立った男がタツオの幼馴染でもある刑事・秋山として、さり気なく台詞へ移行するというもの。思えばここから「前説小芝居」が受け継がれているのかも。
 普段のキャラクターから、どうしても3枚目な役が回りがちなオンケンが渋いヤクザ役を。茉莉花も難しい役でかなり難渋しましたが、それに見合うだけの評価も頂けたように思います。また、このとき初参加の西原希蓉美はその容姿を存分に生かした女子高生役で、主に劇団員男性陣のハートをがっちりゲット(笑)。「演出、目つきいやらしい」は伝説的名言です。

 練習場の思い出はというと、これがまたオンケンの独壇場。普段のキャラとヤクザという役柄のギャップ、でもやっぱり天然なトチリでギャップ相乗効果。恋人を抱き寄せるシーンでは、手が茉莉花の肩から3センチ浮いてるし。稽古が進んで、すっかり「かおり」として「タツオちゃん」を愛する茉莉花としては、ほんのり侘しかったとか(笑)。秋山刑事に連れられて去るときの、万感込めた「バイバイ」って台詞も、なんやしらん笑顔やし。かおりちゃん泣いてるっちゅーねん。
 あと、作・演出の才木典泰は、実はかなりの競馬好き。公演日でも朝一番に馬券を買ってから小屋入りすることもあるほどです。で、芝居中でタツオがかおりに贈ったものは、名馬「ナイスネイチャー」のぬいぐるみ(UFOキャッチャーによく入ってたようなやつ)。ウサギのぬいぐるみでもよさそうなもんだがなあ……
 で、と。この頃からカメラマンのタケチチが参加したので、いい写真が数多く残されるようになりました。



公演タイトル RIVER
脚本 才木典泰
演出 才木典泰
公演日 2001年8月11日(土)・12日(日)

キャスト
タツオ:陰地賢一
かおり:茉莉花
サトル:岡勝己
村上:山本由香里
渡辺:小谷智久
智美:西原希蓉美
秋山:才木典泰/倉雅幸(ダブルキャスト)

スタッフ
音響・舞台監督:南忍(大地の牙)
照明:亀本洋子
スチール:タケチチ

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[ 2001/08/11 21:13 | Comments(0) | TrackBack(0) | ヒポポ本公演情報 ]

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